すっきりしない体調が続き、サボってばかりだったの夜の散歩。
復活の理由は....
「魔のXデー」社内一斉健康診断が
10日後にひかえていたからにほかならない。
用水脇の道路をテクテクと、ハヴィをお伴に歩く午後7時半。
途中で出会ったにゃんこに「遊ぼうよ~」と
尻尾を振って近づいては逃げられ、
民家のリビングの窓越しにポメちゃんに吠えたてられ(笑)しつつ、
「そろそろ、引き返すか」と橋のたもとの酒屋さんの前にさしかかった。
すると、店の外の自販機に釣り銭を入れていた店主の奥方が
「あら~、こんばんは」と声をかけてくれた。
前を通ると、軽く会釈を交わしてたものの
こうして面と向き合うのは初めて、だった。
「こんばんは」ともう一度、挨拶を交わす。
奥方がハヴィの正面に屈んで、頭を撫でてくれると
すぐさま、ハヴィはくるりと背を向けて、その足元に座り
こっち向きで撫でて♪とばかり、甘えた顔をして見上げている。
「おりこうねー、おとなしいねぇ。
前を通られる度に、よく奥さんひとりで散歩してるなぁ~って
思ってたのよ」と仰る。
「はぁ、そうでしたか」
※↑ いつぞやコイツに後ろ回りさせられた姿を見らたりしてないか?
と、チト、不安。^^;
「いえ、ご近所にね、このコと同じわんちゃんを連れて
散歩されてる方がいてね。
お母さんと娘さんとで、ぐいぐい引っ張られながら散歩してるのよ~」と。
「え? コレと同じ犬ですか?」思わず、聞き返す。
「ええ、そうよ」
ハヴィを迎えてから、この3年弱の間、我が家から半径2キロ以内を
くまなく捜索した結果、
我が家から南へ約1.5キロ先にある日本料理屋の駐車場の
向かいにある住宅に♂・4才のバニ、
東に1キロほど行った金物屋の向かいのお宅にやはり3才の♂バニ、
北に約2キロの建設会社に5才の♂バニがいることは判明しているが
「この散歩コースの近くに、まだいたのか!!」と心躍った私。
「このご近所ですか?」と問うと
「ええ、あっちの方よ」と指差しながら、
奥方はハヴィを撫でる手を止めない。
とうとう、ハヴィはヘソ天になってしまっている。
「そっくりよ~。
まっ白で......」
「.......まっしろ........(-_-;)」
ハヴィにそっくりな真っ白の犬......
サモエドか、日本スピッツか、それとも秋田犬か......???? (笑
たっぷりと撫でて貰ってゴキゲンな坊主は
やがて、すっくと立ち上がり
「また来てね~」と手を振る優しい奥方に見送られ、
ウキウキとしながら、再び用水路脇の道路を
私と並んで歩いた。